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お知らせ

2022/05/21

サクソフォンネックスクリューSaxonorité、ラストチャンス!

明日5/22がサクソフォンネックスクリュー"Saxonorité"を現在価格で購入できるラストチャンスです!

メッキ、材料の高騰のため、6月から新価格に改定させていただきます。
5/22までにご注文くださった分は現在価格でのご提供となります。

Saxonorité発売から約3ヶ月、徐々に認知度が高くなり今では各地からご感想をいただけるようになりました♪

とにかく響きが良い!表現がしやすくなる!と大好評のSaxonorité、是非お試しください!

6月以降の続報もお楽しみに♪

サクソフォンネックスクリュー"Saxonorité"購入はこちら!

サクソフォンネックスクリューSaxonorité、ラストチャンス!
サクソフォンネックスクリューSaxonorité、ラストチャンス!

2022/05/18

後押しは、コレで卒業!

たまには練習ネタもお伝えしてみようと思います!

本日のお題はコチラ!

「音が後押しに聴こえる(って言われた)」


木管金管問わず、音が後押し気味になってしまう人はいるのではないでしょうか?

自分は普通に息を入れているつもりだけど、後押しに聴こえてしまう

後押しの演奏、わざとするなら効果的な場合もありますが、頻発していてはなかなか上手に聴こえにいくですよね。

今日は「後押し」改善の手助けになりそうな練習方法をご紹介しますね♪


木管奏者、金管奏者どちらにも効果的なエクササイズです。

必要なステップは全部で3ステップ!


STEP.1 pppでアタックの練習をする

何か簡単なフレーズを自分で決めましょう!(例えばB♭ Majorにしてみましょうか)

八分音符など、音価(音の長さ)が短くなるように設定して、間に休符を入れます。

そして、pppで(超ささやくように)」

「ノータンギングで」「メトロノームとジャストタイムで」音のアタックができるように練習してみましょう。

そして、徐々に音量を上げ、mpぐらいまでこれをできるようにします。

最初は「ッッフ」のように空気が先行して出てしまい、音が鳴らないと思います。

これを2週間、根気強く練習してみてください。一番最初の基礎練に組み込むのがオススメです。

この練習を繰り返すことで

・自分の息の初速は実は遅かったんだと気付くことできる。

・タンギングに頼らずに音を作ることができるようになる

・息の効率が良くなる

などの嬉しいメリットがたくさん!

キラキラ星の冒頭を、テンポ1/2にしてさまざまな調で、「pppでノータンギングでメトロノーム通りに」できるようになれたらかなり息のスピードは安定してきていると思います!


STEP.2 息を可視化してみる

フレーズを吹くと後押ししてしまう場合は、そのフレーズをどんな息遣いで吹いたら良いかを図形にして可視化してみると良くなることがあります。

後押しを可視化すると、のような形の図形になりますよね。

おそらく、ほとんどの場合音のアタックというのはのような息遣いがベターだと思われます。

息遣いがわからない時は絵に描いてみて、息を視覚化してから練習してみるとモヤモヤが取れるかもしれません。


STEP.3 細切れにしてみる

よく、テンポがぶれる場合は「八分音符を感じて」などと言われたことはありませんか?

私はもう1段階、細かくすることをお勧めします!

どういうことかというと、

・カウントは十六分音符を感じ

・フレーズは八分音符のテヌートタンギングで区切ってみる

ということです。

人は、特に長い音符や比較的ゆったりなフレーズの時に「息を流す」という行為を疎かにしてしまいがちです。

逆に、めちゃくちゃ早いパッセージや忙しいフレーズでは、後押しになりにくいですよね。

この現象を利用します。

十六分音符を感じると、どんなにゆっくりのフレーズでもかなり躍動感や抑揚を強く感じたり、頭の中は休めないのでちゃんと息が流れるようになります。

さらに、ここに八分音符ですべての音を刻むという行為を付け加えます。

不思議なんですが、テヌートタンギングをしようとすると人はちゃんと息をまっすぐ流そうとしやすくなります。

これが普通のタンギングやアクセント、レガートタンギングだと息が後押しになったり、舌に頼ってしまったりしやすいので、必ずテヌートタンギングで練習してみましょう。


以上が後押し改善のための練習方法です。

後押しは、自分が後押ししているということに気がつかないというのが最大の原因になります。

アクセントができる人は後押しは必ず治ります!

アクセント、できますよね?

つまり、あなたも後押しは必ず改善できます!

是非お試しください♪


GAT音響処理加工は息の通りをスムーズにする効果がありますので、後押し改善にも効果的です。

分からないことがありましたら、公式LINE等にご質問くださいね!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

上記練習方法はあくまで一般的な悩みの解決策の一つであり、万人に通じるものではありません。

後押しは、コレで卒業!
後押しは、コレで卒業!

2022/05/17

サクソフォンネックスクリューSaxonoritéは今がお得!

当店開発のサクソフォンネックスクリュー"Saxonorité"は6月より順次、価格改定となります。
メッキ、材料の高騰が凄まじく、現状維持が大変難しい状況です。

つきましては、現在価格でのご提供は5/22までのご注文分とさせていただきますm(_ _)m
5/23以降は順次、価格改定させていただき再度ご案内させていただきます。

とても響きが良くなる、めちゃくちゃ吹きやすいと大好評のSaxonorité、これからも全国で試奏・購入できるよう尽力して参ります。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

Saxonoritéのご購入はコチラ!

サクソフォンネックスクリューSaxonoritéは今がお得!
サクソフォンネックスクリューSaxonoritéは今がお得!

2022/05/15

我々にとって『聴く』とはなんだろう

『聴く』ってなんだろう。
改めて再確認させられた、我々必須の能力『聴く』。
今日は当店にお越しくださったサックス奏者3名様からいただいた話題をお伝えします。

ー友人の音を聴いて
サクソフォンネックスクリュー"Saxonorité"をご購入くださったお客様の同じ楽団のご友人方が、お客様の音を聴いてSaxonoritéを欲しいと思ってくださいました。

ー私たちは本気度何%で音を聴いているのか
私はこのお話をお伺いした時に、ものすごくメンバーの音を聴き合っている楽団なんだなと尊敬しました。
いくらサクソフォンがネックスクリューで音が変わると言っても、あくまで同じ人が同じ楽器で演奏している以上、まったくの別物にはなりません。
その些細な違いに気付くことが出来るというのは相当耳の感度が高い方にしか成せない技です。耳の感度というのは意識しないと上げることが出来ません。
まして同じ楽団といえど自分自身の音ではなく他人の音。
そこに対してこれほどまで敏感に気付くことができるというのはとても良くお互いの音を聴き合っている=インプットされる音の情報量がとても多いということになります。

音楽は『聴く』ところから始まる。
精神論的な話に聞こえるかもしれませんが、音楽というのは『音を鳴らす』のが先なのか、『音を聴く』のが先なのか。
卵が先か、鶏が先かのお話に近いニュアンスがありますが、私個人の持論としては、音楽は『聴く』から始まると思っています。

何も、音楽というのは楽器から出る音だけを聴くわけではありません。

曲が始まる前のざわつき。そして徐々に静寂が生まれ、そこに楽器から発せられた音が鳴る。
この『聴く』という感覚を研ぎ澄ませば澄ますほど、より楽団員のアンサンブルの完成度は高いものに、音楽は深いものになっていくのです。

音楽は世界共通語と喩えられるからこそ
音楽は世界共通語だと言われることがあります。そして、コミュニケーションの基本は『聴く』ことです。
どうやら、「聞く」と『聴く』の違いは、
「聞く」は音が耳に入ってくること、『聴く』はその情報を能動的に自分から受け取り理解すること、だそうです。
音楽が言語であるならば、アンサンブルはコミュニケーションといえます。
そしてコミュニケーション(アンサンブル)をするためには、『聴く』ことがとても大切なのです。
意識的に相手の音を聴いて理解する
シンプルに大切なこと、そしてちゃんとやると意外と難しいこと。
今一度、音楽の基本『聴く』について、見直してみても良いのかもしれませんね。

☆最後に☆
本日はお越しいただき、サクソフォンネックスクリュー"Saxonorité"2本をお買い上げいただきました。
メンバー同士で相手の音を聞き合い、意見交換をされる様子を見てとても素晴らしいチームワークとアンテナの高さだなと感じました。
Saxonoritéについても大変ご好評くださり、とても嬉しく思っております。

当店では楽器に関するご相談を随時受け付けております。
ほんの些細なことでも構いません。
公式LINEもございますので、お気軽にご連絡くださると幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

我々にとって『聴く』とはなんだろう
我々にとって『聴く』とはなんだろう

2022/05/14

自分にピッタリ合った"ツボの位置"を見つけよう!

今日はご来店されたお客様から話題をいただきました。
その話題とは、"ツボの位置"について。
少し込み入ったお話になると思いますが、最後までお読みくださいますと嬉しいです。

きっかけは?
ヤマハのトランペットをお使いで、マウスピースをBachからTilzに変えられたというお話からスタートしました。
Tilzの方が、Bachよりも高音が吹きやすいと感じられたのでTilzに変えたということでしたが、長時間吹いてバテを感じてくると、一気にバテてきてしまうのがお悩みでした。
そして、いくつか吹いていただいたのを私がお聴きした上でTilzの『シャンク調整』をご提案させていただきました。

『シャンク調整』が解決の糸口となった。
私がシャンク調整をご提案させていただいた理由は、お客様の音質にありました。
息もしっかり入っている、アンブシュアにも問題は見られないのに、音のツボを探りながら当てているような印象が見受けられました。
「Bachのマウスピースの方が、ツボがより手前に感じて、今お使いのTilzはそれよりも奥にツボを感じる」とご感想をいただいたので、おそらくマウスピースと楽器のツボの位置と、お客様が演奏したいツボの位置がずれているのではないか?と推測できました。
また、バテを感じると一気にバテる、という現象からもツボの位置がお客様にとって適切ではないと判断する材料になりました。

シャンク調整というギャンブル
通常、シャンク調整というのはマウスパイプとマウスピースのシャンクがガタつく時に調整する方法になります。
しかし、今回はこのようなガタつきはなかったのですが、今より更に深くシャンクが刺さることで、お悩みの解決の糸口が掴めるかもしれない、というお話をさせていただいた上で、「(シャンク調整後に)調整しない前の状態の方が好きだった」となる可能性も0ではないことをお伝えした上で、お客様のご意思でシャンク調整を選択されました。
シャンクがガタつく場合は、調整した方が良いと感じる結果が多いのですが、今回のようにガタつきがない場合、必ずしも「良くなった」と感じられるかはケースバイケースです。私の中ではおそらく良くなったと感じていただけるような気がしていたのですが、万が一のことも考えてすべて説明させていただいた上で、作業させていただきました。
結果的に良い結果が得られました。
※実は、Tilzというメーカーは最初からシャンクが少し太めに作っていて、自分で削って楽器に合わせるという方法がヨーロッパでは主流となっています。

シャンクの入り具合が及ぼす吹奏感について
あくまで一般的にですが、シャンクが深く入れば入るほど、ツボが近くなり浅くなればなるほど、ツボが遠くに感じられる傾向にあります。
しかし、これもあくまで常識の範囲内での話ですし、ツボが近い方が吹きやすいというような話でもありません。
各メーカーは適したツボの位置になるように設計されておられますが、それがご自身に合うかどうかは別問題であるパターンも多いです。

最後に
今回のシャンク調整の結果として、より音の立ち上がりが良くなり、演奏しやすいようになりました。音もハッキリと鳴るようになり、より楽器がしっかりと振動しているのがわかりました。
シャンク調整は奥が深く、このようにブログという場で話すにはすべてを語りきれなかったり、誤解を生む可能性がある話題にはなります。
しかし、マウスピースのテーパーと(楽器の)マウスパイプのテーパーが一致しているからこれですべてOK、という話ではない、という場合もある、ということだけ心に留めていただけたらと思います。
シャンク調整にご興味を持たれた方は是非ご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

自分にピッタリ合った
自分にピッタリ合った

名古屋市中川区にて、トランペット・トロンボーン・サックスなどの販売、楽器リペアを行っています。