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お知らせ

2023/01/25

私とSupremeに合うネジ探し

サクソフォンを演奏されておられるお客様お二方にお越しいただきました。
お二方とも、弊社サクソフォンネックスクリュー"Saxonorité"を選びに来てくださいました♪
しかも!お二人ともSelmerの最新サクソフォン“Supreme(シュプレーム)"をお使いとのことで、この日当店にはシュプレームが2本も揃う一大イベントな日に!

シュプレーム用は受注生産ということもあり、ストックがない状態…

そんな中、セルマー シリーズⅡ,Ⅲ用やヤナギサワ用(ヤナギサワもセルマーと同じネジピッチなので使うことは可能です!)など、いろいろ試していただきなんとか素材やメッキの方向性を決めていくことに。

ですが、当たり前なのですがどちらもシュプレーム用に開発したわけではないので、完璧にシュプレームにマッチングするはずもなく…

このままオーダーするのは不安ですし、そんな心境でオーダーいただくのも申し訳ないので急遽製作することに!
その場ですぐに製作できるのも当店の強みです✨(こんなこと滅多にないですが😅)

結果、ブロンズ製、ニッケルシルバー(洋白)製それぞれをお選びいただき、無事に決定することができました♪

やはり、それぞれのメーカー専用に設計することはとても大切なことだと痛感しました。

数値上はわずか0.2mm〜1.0mm程度の違いなのですが、これが吹き心地や音に大きく影響していきます。

大雑把に申しますと、セルマー シリーズⅡ,Ⅲ用をシュプレームに使うと少し支えが足りなくずっぽ抜ける感じになってしまい、ヤナギサワ用だとだいぶ重く感じます。
ですが、これはそれぞれシリーズⅡ,Ⅲであったり、ヤナギサワで吹くと支えの足りなさや
重さを感じることはまったくありません。

ここら辺は別記事でご紹介しようと思いますが、単に「質量が重い=吹き心地も重い」「サイズが大きい=キャパが大きい」などのように比例しているわけではないのです。
パーツのどの部位に、どのような重量配分で、どのような形状にするか、さらにはどのような製法を取るかでまるで違うものになっていきます。

何はともあれ、納得のいく形でご購入いただくことができて良かったです!
メッキが仕上がり次第、GAT音響処理を施し納品いたします!

遠いところ、ご足労いただきありがとうございました♪

※顔にモザイクありでの掲載を許可いただいております。

私とSupremeに合うネジ探し
私とSupremeに合うネジ探し

2023/01/24

マウスピースの再メッキについて

市販のほとんどのマウスピースメーカーは"銀メッキ"をスタンダードとしております。
ですが、
・金メッキの吹き心地が好き。
・ピンクゴールドメッキの方が可愛い!
・金属アレルギーの問題
など、さまざまな理由で異なるメッキに再メッキ加工をし直すことも多くあります。

今回はそんな、再メッキの方法について、ご紹介していこうと思います。

『綺麗で丈夫なメッキ』に仕上げるためには下処理が9割!といっても過言ではないぐらい重要です。
今回はそんな下処理の(レベル1〜10として)レベル6程度のマウスピースへの下処理です。
画像右上がビフォー(すみませんリムだけ磨いてしまいました💦)、左上がアフターになります。
このように表面に著しいダメージが見受けられた場合、一度表面を研磨しなおします。

この時、バフ研磨機を使うとリムの口当たりであったり、磨きすぎて肉が削れすぎてしまったり、逆に磨きが足りなくムラになってしまったりするのでまずは旋盤で少しずつ研磨していきます。
ほぼ新品であったり、傷が少ない、なるべく元の形状から変えたくない場合はこの作業を省くことができ、マウスピースにも作業的にも優しく(易しく)なります。

この時に大事なのは、マウスピースのボディだけでなくカップなど内部も綺麗に磨くこと。
息が通るのは内部ですし、汚れが溜まりやすいのも内部ですので、内側を綺麗に研磨しないとスロート付近のメッキが曇りやすかったり、カップのメッキが剥がれてきてしまう原因となってしまいます。

ですが、マウスピースの内側というのは非常に研磨がしにくく普通の楽器店ではその作業ができないことがほとんどです。

また、メッキ工場に研磨の外注もできますが(実はできるんです!高いですが!)、内側は磨くことができません。

写真左下の通り、当店ではカップ内部まで磨き上げを行います。

ここまで済んだら、いよいよバフ研磨機で軽く研磨をして表面をツルツルの艶々に仕上げていきます。

バフをかけすぎるとリム形状等が変わってしまうので、本当に最小限です。
当店はバフ布も特注で楽器に優しいバフ布を使用しております。

再メッキといえど、実はこのようにたくさんの手間と注意事項がございます。

大事なマウスピース、綺麗に仕上げさせていただきます!
是非、当店の再メッキ加工も併せて視野に入れていただけますと幸いです。

マウスピースの再メッキについて
マウスピースの再メッキについて

2023/01/13

四国に進出しました!

高知県の楽器堂オーパス様が弊社サクソフォンネックスクリュー"Saxonorité"のお取り扱いをスタートしてくださいました!
ついに四国の楽器店にも進出です♪

徐々に全国に広まっていっており、嬉しい限りです!
今後とも、更なる認知活動、サービス・商品の質向上に努めます!

四国に進出しました!
四国に進出しました!

2023/01/07

臨時休業のお知らせ

私情につき、1月13日(金)の営業を午前までとさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

臨時休業のお知らせ
臨時休業のお知らせ

2023/01/06

Saxonoritéを使うとどうなるの?vol.2

こんばんは!
さて、本日は昨日に続きまして、弊社商品サクソフォンネックスクリューSaxonoritéの特徴をご紹介いたします!
サックス吹きの皆さん!
サックスで嫌な音といえば…「ド#」
と「ドとオクターブキィを押したレ」ではないでしょうか?

サックスのド#(開放の音)は正しい音程が取りにくく、音色も損なわれやすいサックスのウィークポイントになる部分です。
さらに、ドからオクターブキィを押したレに上がる時も、スムーズなレガートで
演奏するのはとっても難しい部分です。
急に音質が変わってしまったり、正しい音程で演奏しにくい箇所です。

しかし!Saxonoritéはこれらのウィークポイントをかなり大きく改善することができるようになっております!
特に「ド#は替え指が必要ない!」と仰られる方もおられるほど!

ムラのある音程感を整えてくれるので、すごく演奏がしやすくなりますよ😆

このように、性能面でも大きな向上をもたらすSaxonorité、果たしてどのような音色を持っているのか?
このSaxonoritéのキャラクターについての部分は次回ご紹介いたします!
最後までお読みいただきありがとうございました!

Saxonoritéを使うとどうなるの?vol.2
Saxonoritéを使うとどうなるの?vol.2

名古屋市中川区にて、トランペット・トロンボーン・サックスなどの販売、楽器リペアを行っています。