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お知らせ

2022/05/08

再めっきのご注文は5/24までに!

めっきの値段が上がります。
当店がめっき処理を依頼している日本電鍍工業株式会社が、6月からメッキの価格改定します。

どれぐらい値上がりするの?
値上がり幅がアメリカンジョークと感じてしまうほどです。
金管楽器のマウスピースだと、約3倍の値上がりです(銀メッキに金メッキを再メッキと仮定)。
すでに、各メーカーで金めっき・ピンクゴールドめっきの楽器の受注を停止していたりと深刻な影響が出ております。

各楽器店でも悩みの種になっていると思いますが、販売価格も最低2倍は上がる可能性がとても高いです。

現在の価格はいつまで?
当店では5/24までに当店着、ご注文確定のお客様に限り、現在の価格でご案内させていただきます。
5/25以降は新価格を設定次第、オンラインショップに再掲載させていただきます。

最後に
管楽器にとってめっき処理というのはとても大切な最終工程です。
金めっき特有の華やかさ、ピンクゴールドめっきの柔らかさ、プラチナメッキの独特な存在感、これらを気軽に楽しむことができなるなる未来がすぐ目の前まで来ています。
再めっきのご注文は5/24までが絶対にお得です。
特に5月後半はご注文が混雑する恐れがありますので、ご注文はお早めにお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 ご注文はこちら!

再めっきのご注文は5/24までに!
再めっきのご注文は5/24までに!

2022/05/07

めっき加工について

管楽器の仕上げには様々な方法があり、その一つにめっき処理があります。
今日は、めっき処理についてご紹介させていただきます。

めっきってなんなの?
めっき処理とは表面に施す処理の種類で、金属やプラスチックなどの表面に薄い金属をコーティングする技術のことです。
耐久性を高めたり、見た目に美しさを与えることが目的ですが、管楽器の場合はこれらに加え、音に影響を与える効果もあります。

「メッキ」と「めっき」、どっちが正しいの?
正式な表記は「めっき」です。JIS規格でも定められています。
しかし、カタカナで「メッキ」と記載されることが多いので、最近はどちらでも良いという現状になってきています。
国語辞典でも「メッキ」と表記されていることが多くなっているんですよ!

当店でのめっき処理について
当店では、管楽器のめっき処理として信頼と実績の高い日本電鍍工業株式会社にめっき処理を依頼しています。
しかし、めっきはラッカーなどの上には乗らないことや下地が汚いと剥げてくることがあるので、下処理が大切になってきます。
例えば、銀めっきのマウスピースを金めっきにしたい、といったご要望は、当店のバフ研磨機という機械を用いて表面を磨き、傷を取り除きます。
「磨く」というのは「極小量を削り取り、光沢を出す」作業なので、なるべく元のめっきの厚みや形状を変えないように特注のバフ布を使って磨いています。
しかし、元のメッキが所々剥がれていたり、金めっきのマウスピースやピンクゴールドめっきのマウスピースを別のめっきにしたいという場合、めっき剥がしの作業が必要になります。
この場合、めっき剥がしと磨き作業を日本電鍍工業株式会社に依頼することになるので、当店での磨き作業は入りません。

最後に
めっき処理は管楽器のアクセサリーと言って良いほど、見た目に美しさや変化をもたらします。
めっき処理をご希望の方は、ぜひGAT Custom Brassにお任せください!

めっき加工について
めっき加工について

2022/05/06

一人でも多くの人を救いたい、今そのためにできること。

今回は結論から申し上げます。
新型コロナウイルスが収束もしくはこれに近い状態になるまで、可能な限り弊社商品の価格を値下げしてご提供いたします。

その理由が下記3点になります。
①コロナ禍が始まって既に2年以上が経過しています。
未だ、終息の兆しは見えず、不便な生活を送らざるを得ない状況が続いています。

新型コロナウイルスが日本に蔓延してから、ありとあらゆる活動に制限がかかりました。
特に、学校の教育現場をはじめとし、アマチュアの楽団などでも呼気を使う楽器の演奏を制限する動きが各地で見られました。
この影響は今となっても根強く残り、コロナ禍以前のような活動はしにくくなっています。
弊社にも、コロナ禍で中々思うように音楽活動ができないというご相談が多数寄せられました。
申し訳ないのですが、我々の立場では活動の制限を解除する方針を打ち出したり、打開策を立てることはできません。
ですが、そんな中でも音楽活動を続てくださるお客様のために少しでもお役に立てる方法をとらせていただきました。

②ロシアのウクライナ侵攻などでありとあらゆる物価が上昇しております。
当たり前ですが、まずは生活が大事です。
趣味に割ける金銭を節約するのが、当たり前の選択だと思います。
より金銭的な負担を減らすために、できる限り作業工程の効率化などで価格を抑えるように努力いたします。

③文化の再創造には時間と精神力を要します。
一度、活動を制限されては元の水準に戻るのはずっと後のことでしょう。
その頃には疲れ切ってしまって熱意も冷めている方もおられるかもしれません。
それでも、弊社は音楽を愛し、音楽を奏でてくださるすべての人のお役に立てるよう、弊社なりにできることをやらせていただきます。

学校様などの教育機関はお気軽にご相談ください。
生徒のために、わたしたちもできることを少しでも多くお手伝いさせていただきます。

一緒に、豊かな音楽活動を行える環境を整えさせていただけますと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

一人でも多くの人を救いたい、今そのためにできること。
一人でも多くの人を救いたい、今そのためにできること。

2022/05/05

GAT音響処理施工済みマウスピースへの刻印が選択式になりました。

弊社では、マウスピースへGAT音響処理加工を施した証として刻印をしております。
しかし、お気に入りのマウスピースであったりなどの理由で刻印を入れたくない方がおられるのも事実です。 
  
刻印制度はどうして始まったの?
最初期は刻印無しでサービスの提供をしていたのですが、「施工したものとしなかったものの区別がつかないからマークが欲しい」とお客さまのリクエストを受け、刻印制度を始めました。 

刻印はされたくないけどGAT音響処理加工だけしたい人はどうしていたの?
 今まで、刻印無しをご希望のお客様には備考欄にご記入いただいていたのですが、記入漏れなどのミスが生まれないよう、この度選択式に変更させて頂きました。
ご注文の際に一手間ふえてしまいますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。 
 
※ホルンマウスピースなどの肉厚の薄いマウスピースや曲面の多いマウスピースなどは刻印希望をされていても刻印をしないことがあります。ご了承ください。

GAT音響処理施工済みマウスピースへの刻印が選択式になりました。
GAT音響処理施工済みマウスピースへの刻印が選択式になりました。

2022/05/04

GAT音響処理加工ってなに?他の処理とどう違うの?

こんにちは。
GAT Custom Brassです。
今日は、弊社の新技術、GAT音響処理加工についてご紹介させていただきます。 
 
GAT音響処理加工とは?  
GAT Custom Brassが提供する、今までにない音響処理加工方法の名称です。
現在、GAT Extreme音響処理加工とGAT Platinum音響処理加工をラインナップとして展開しております。  
 
GAT音響処理加工の特徴は?  
楽器は唇やリードで発生した振動を共振=共鳴することで空間にその振動(音)を伝達させます。GAT Custom Brassは、管楽器の振動と一括りにされがちな部分に対して、管体を構成するパーツそれぞれには個別の役割があり、それらの役割に特化した分子配列になるように整頓すれば更に楽器の持つキャラクターを活かせるのではないか?と考え、それぞれの部位別に設計した音響処理を行なっております。  
たとえば、マウスピース用のGAT音響処理加工をチューニング管に施工しても、ただ「鳴る」ようになるだけで音楽的なフレーズ作りや響き作りに貢献できるか、というと100%そうとは言い切れない部分が出てきてしまいます。
実際に、設計段階でさまざまな施工を試したのですが、マウスピース用の施工をベルやチューニング管に施すと、「鳴るけど制御できない」「欲しい抵抗感が減ってしまう」「音色の使い分けが難しい」などのデメリットが生じました。
このような経験から、我々GAT Custom Brassでは楽器の各部位に合わせた専用の音響処理を設計し、それぞれのパーツにとって最適な方法で施工することで、より操作性に優れ、響きを引き出すことができる楽器にすることができるようになりました。 
 
GAT音響処理の効果は? 
一言で言うと、『より操作しやすく、より響きの良い楽器』になります。
具体的にはこのような効果を体感することが可能です。  
レスポンス(反応)の向上
息を入れた瞬間から振動を作り出すことができるようになり、タイムロスを感じにくくなります。また、レスポンスが良くなることで、高速パッセージ等の音粒が綺麗に揃いやすくなります。  
音程の成分の増大(音の密度の向上)
唇で作られた振動が効率良く楽器に伝達されるのでエアノイズが減り、音の密度が向上します。その結果、より艶やかな音色、美しい音色で演奏できるようになります。 
より豊かで立体的な響き
振動効率を高めることで本来持つ性能を引き出すことができるようになります。その結果、より豊かでホール全体に広がる立体的な響きを生み出すことができるようになります。 
全音域に渡る均質な音質
振動効率を高めることで低音域から高音域まで安定した音質を作り出すことが可能です。 
ダイナミクスレンジの増大
囁くような繊細なピアニッシモから、ホールの床を揺らすフォルテッシモまで更に幅広いダイナミクスレンジで演奏することが可能になります。 
明瞭性の向上
レスポンスが向上、音の密度の向上により、よりクリアな輪郭で演奏することが可能です。客席の1番後ろで聴いていても、音粒の良さが際立つようになります。 
音色の種類の増大
柔らかい音色から硬い音色、暗い音色から明るい音色、さまざまな音色を容易に使い分けることができるようになります。 
アーティキュレーションのつけやすさの向上
フレージングの表現に欠かせないアーティキュレーション。レガート、アクセント、スタッカート、テヌート、ありとあらゆるアーティキュレーションを正確に演奏することが可能になります。 
音域の拡大
今まで楽器側の問題で出せなかった音域でも音を出すことができるようになることがあります。通常音域でも、今以上の演奏クオリティを出すことが可能です。 
遠達性の向上
 
振動効率の向上により、更に遠達性が向上しています。 
このようにたくさんの変化を感じ取ることができます。今の楽器のキャラクターを変えずに、性能を大きく向上させることができるのがGAT音響処理加工の大きなメリットです。 
 
GAT Extreme音響処理加工とGAT Platinum音響処理加工の違いは? 
最初はGAT Traditional音響処理加工からスタートし、徐々に更に洗練された音響処理加工へ進化を遂げました。
GAT Extreme音響処理加工はよりパワフルな鳴りが特徴です。
GAT Platinum音響処理加工はGAT Extreme音響処理加工の性能を更に向上させた結果、更に立体的な響きを引き出すことができるようになり、ホールでその威力を発揮することができるようになりました。
奏者の好みにより、GAT Extreme音響処理加工が好き、GAT Platinum音響処理加工が好きと分かれますので、お好きな方をお選びくだされば幸いです。 
*GAT Traditional音響処理加工は廃盤になりました。  
 
音響処理加工って戻すことはできるの? 
管楽器の製造・リペア・カスタマイズどれにも共通していうことができますが、なんらかの作業をして「元に戻す」というのは不可能です。
何をしても音は変わります。極論、楽器ケースに入れてどこかへ持ち運ぶだけでも音は変わっています。ケースに入れる僅かな衝撃や地面からの振動を受け、少しずつ変化しているからです。
このような変化は不可逆的なものになりますので、元に戻すことは絶対にできません
リペアなどで「元に戻せますよ」と言われたら、それは大雑把に発言されているか、嘘をついているかだと思っても構わないです。
ただ、このような"変化"を元に戻せなくても、元に近い状態に"変化させ"近づけることは可能です。
何をしても音は変わる。そして元に戻ることは決してない。
これだけは覚えていただきたいことです。 
 
最後に 
GAT音響処理加工について、少しご紹介させていただきました。
ここだけでは語れないこともたくさんあります。
何かご質問等ございましたら、弊社公式LINEもしくはお問合せフォームより、ご連絡くださいますと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

GAT音響処理加工ってなに?他の処理とどう違うの?
GAT音響処理加工ってなに?他の処理とどう違うの?

名古屋市中川区にて、トランペット・トロンボーン・サックスなどの販売、楽器リペアを行っています。