2022/05/18
後押しは、コレで卒業!
たまには練習ネタもお伝えしてみようと思います!
本日のお題はコチラ!
「音が後押しに聴こえる(って言われた…)」
木管金管問わず、音が後押し気味になってしまう人はいるのではないでしょうか?
自分は普通に息を入れているつもりだけど、後押しに聴こえてしまう…。
後押しの演奏、わざとするなら効果的な場合もありますが、頻発していてはなかなか上手に聴こえにいくですよね。
今日は「後押し」改善の手助けになりそうな練習方法をご紹介しますね♪
木管奏者、金管奏者どちらにも効果的なエクササイズです。
必要なステップは全部で3ステップ!
STEP.1 pppでアタックの練習をする
何か簡単なフレーズを自分で決めましょう!(例えばB♭ Majorにしてみましょうか)
八分音符など、音価(音の長さ)が短くなるように設定して、間に休符を入れます。
そして、「pppで(超ささやくように)」
「ノータンギングで」「メトロノームとジャストタイムで」音のアタックができるように練習してみましょう。
そして、徐々に音量を上げ、mpぐらいまでこれをできるようにします。
最初は「ッッフ」のように空気が先行して出てしまい、音が鳴らないと思います。
これを2週間、根気強く練習してみてください。一番最初の基礎練に組み込むのがオススメです。
この練習を繰り返すことで
・自分の息の初速は実は遅かったんだと気付くことできる。
・タンギングに頼らずに音を作ることができるようになる
・息の効率が良くなる
などの嬉しいメリットがたくさん!
キラキラ星の冒頭を、テンポ1/2にしてさまざまな調で、「pppでノータンギングでメトロノーム通りに」できるようになれたらかなり息のスピードは安定してきていると思います!
STEP.2 息を可視化してみる
フレーズを吹くと後押ししてしまう場合は、そのフレーズをどんな息遣いで吹いたら良いかを図形にして可視化してみると良くなることがあります。
後押しを可視化すると、◁のような形の図形になりますよね。
おそらく、ほとんどの場合音のアタックというのは□のような息遣いがベターだと思われます。
息遣いがわからない時は絵に描いてみて、息を視覚化してから練習してみるとモヤモヤが取れるかもしれません。
STEP.3 細切れにしてみる
よく、テンポがぶれる場合は「八分音符を感じて」などと言われたことはありませんか?
私はもう1段階、細かくすることをお勧めします!
どういうことかというと、
・カウントは十六分音符を感じ
・フレーズは八分音符のテヌートタンギングで区切ってみる
ということです。
人は、特に長い音符や比較的ゆったりなフレーズの時に「息を流す」という行為を疎かにしてしまいがちです。
逆に、めちゃくちゃ早いパッセージや忙しいフレーズでは、後押しになりにくいですよね。
この現象を利用します。
十六分音符を感じると、どんなにゆっくりのフレーズでもかなり躍動感や抑揚を強く感じたり、頭の中は休めないのでちゃんと息が流れるようになります。
さらに、ここに八分音符ですべての音を刻むという行為を付け加えます。
不思議なんですが、テヌートタンギングをしようとすると人はちゃんと息をまっすぐ流そうとしやすくなります。
これが普通のタンギングやアクセント、レガートタンギングだと息が後押しになったり、舌に頼ってしまったりしやすいので、必ずテヌートタンギングで練習してみましょう。
以上が後押し改善のための練習方法です。
後押しは、自分が後押ししているということに気がつかないというのが最大の原因になります。
アクセントができる人は後押しは必ず治ります!
アクセント、できますよね?
つまり、あなたも後押しは必ず改善できます!
是非お試しください♪
GAT音響処理加工は息の通りをスムーズにする効果がありますので、後押し改善にも効果的です。
分からないことがありましたら、公式LINE等にご質問くださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※上記練習方法はあくまで一般的な悩みの解決策の一つであり、万人に通じるものではありません。