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お知らせ

2022/05/07

めっき加工について

管楽器の仕上げには様々な方法があり、その一つにめっき処理があります。
今日は、めっき処理についてご紹介させていただきます。

めっきってなんなの?
めっき処理とは表面に施す処理の種類で、金属やプラスチックなどの表面に薄い金属をコーティングする技術のことです。
耐久性を高めたり、見た目に美しさを与えることが目的ですが、管楽器の場合はこれらに加え、音に影響を与える効果もあります。

「メッキ」と「めっき」、どっちが正しいの?
正式な表記は「めっき」です。JIS規格でも定められています。
しかし、カタカナで「メッキ」と記載されることが多いので、最近はどちらでも良いという現状になってきています。
国語辞典でも「メッキ」と表記されていることが多くなっているんですよ!

当店でのめっき処理について
当店では、管楽器のめっき処理として信頼と実績の高い日本電鍍工業株式会社にめっき処理を依頼しています。
しかし、めっきはラッカーなどの上には乗らないことや下地が汚いと剥げてくることがあるので、下処理が大切になってきます。
例えば、銀めっきのマウスピースを金めっきにしたい、といったご要望は、当店のバフ研磨機という機械を用いて表面を磨き、傷を取り除きます。
「磨く」というのは「極小量を削り取り、光沢を出す」作業なので、なるべく元のめっきの厚みや形状を変えないように特注のバフ布を使って磨いています。
しかし、元のメッキが所々剥がれていたり、金めっきのマウスピースやピンクゴールドめっきのマウスピースを別のめっきにしたいという場合、めっき剥がしの作業が必要になります。
この場合、めっき剥がしと磨き作業を日本電鍍工業株式会社に依頼することになるので、当店での磨き作業は入りません。

最後に
めっき処理は管楽器のアクセサリーと言って良いほど、見た目に美しさや変化をもたらします。
めっき処理をご希望の方は、ぜひGAT Custom Brassにお任せください!

めっき加工について
めっき加工について

名古屋市中川区にて、トランペット・トロンボーン・サックスなどの販売、楽器リペアを行っています。